イエメン・フーシ派、紅海北部でイスラエル関係船舶を攻撃と主張
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派は2日、紅海北部でイスラエルと関係のある船舶を攻撃したと主張した。
フーシ派はドローン2機とミサイル1発で攻撃したとしているが、攻撃時期は明らかにしなかった。
海事当局はコメントを出していない。
フーシ派の報道官は声明で、「イエメン軍はイスラエル港湾への入港禁止命令に違反した船舶を標的とする共同軍事作戦を実施した」と述べた。
フーシ派は8月31日、サウジアラビア沖でリベリア船籍のタンカーを攻撃した。サウジ沿岸での攻撃は珍しい。
この3日前、イスラエル軍はイエメンの首都サヌアを空爆し、フーシ政権の首相であるラハウィ(Ahmad Ghaleb al-Rahwi)氏ら幹部12人を殺害していた。
フーシ派は8月31日、サヌアの国連事務所を襲撃し、少なくとも11人の国連職員を拘束した。
フーシ派は襲撃の理由を明らかにしていないが、過去に国連やその他援助機関のイエメン人職員をスパイ容疑で拘束したことがある。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。