◎2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも8~9機のリーパーをイエメン領内で失っている。
イエメンの親イラン武装組織フーシ派が9月30日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張。米中央軍(CENTCOM)はこれが事実であることを認めた。
フーシ派は間もなく開戦から1年を迎えるガザ紛争が始まって以来、イスラエルに向けてミサイルを発射し続けている。
イスラエル軍は週末、西部ホダイデに報復空爆を行った。
フーシ派は北部サーダ州上空でミサイルがリーパーに命中したように見える映像を公開、SNSで拡散した。
フーシ派はリーパー1機を撃墜したと主張。地上に落下した残骸の写真も公開した。
その後、フーシ派が公開した別の動画にはリーパーの残骸を調べる戦闘員の姿が映っていた。残骸にはリーパーに搭載できる爆弾のようなものもあった。
CENTCOMの報道官はAP通信の取材に対し、「撃墜されたことは事実であり、他に言うことはない」と述べた。
リーパーは1機約3000万ドル(約43億円)で、高度5万フィート(1万5240メートル)まで飛ぶことができる。連続飛行可能時間は24時間。米軍とCIA(中央情報局)がイエメン上空で運用している。
2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも8~9機のリーパーをイエメン領内で失っている。