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▽米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアや紅海に面する港湾都市ホデイダなどを複数回空爆。フーシ派はこれまでに69人が死亡したと報告している。
米海軍の空母(AP通信)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派は6日、米軍の最新の空爆により、少なくとも2人が死亡したと発表した。

フーシ派メディアが報じた映像には2階建ての建物が爆発し、崩れる様子が映っていた。

トランプ(Donald Trump)米大統領は5日、数十人が輪になって集まっているドローンからの白黒映像のようなものを投稿。その後、爆発が起こり、その跡には巨大なクレーターが残っている。

トランプ氏はこう書いている。「フーシ派は攻撃の指示のために集まった。おっと、このフーシ派による攻撃は一切ない!彼らは二度と我々の船を沈めない!」

トランプ氏はそれ以上の詳細を明らかにしていない。空爆がいつ行われたかも不明だ。

フーシ派はトランプ氏が公開した映像に関するコメントを出していない。実際の死者数はもっと多い可能性がある。

米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアや紅海に面する港湾都市ホデイダなどを複数回空爆。フーシ派はこれまでに69人が死亡したと報告している。

フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ氏はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。

フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。

この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。

トランプ氏はフーシ派を「滅ぼす」と宣言し、イランに対し、フーシ派への兵器供与を直ちに停止するよう警告している。

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