◎フーシ派が撮影したとみられる低画質の映像には上空で何かが爆発する様子が映っていた。
米軍のドローン「MQ9リーパー」とみられる残骸とイエメンの親イラン武装組織フーシ派の戦闘員(Houthi rebels)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が8日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張した。

米中央軍(CENTCOM)はリーパーとされる物体が上空で爆発し、落下する映像がSNS上で拡散していることを認めたが、それ以上の詳細には言及しなかった。

フーシ派が撮影したとみられる低画質の映像には上空で何かが爆発する様子が映っていた。

フーシ派はその後の声明で、リーパーを撃墜したと主張した。

フーシ派はイラン製の地対空ミサイルを保有し、航空機を撃墜することができる。

イランはフーシ派への武器供与を否定しているが、国連の武器禁輸にもかかわらず、イエメンの戦場ではイラン製の武器や兵器が多数見つかっている。

フーシ派は2014年に首都サヌアと北部の大部分を掌握。それ以来、2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも8~9機のリーパーを撃墜したと主張している。

米軍はその間に失ったリーパーの数を明らかにしていない。

リーパーは1機約3000万ドル(約45億円)、高度5万フィート(1万5240メートル)まで飛行可能。連続飛行可能時間は24時間。米軍とCIA(中央情報局)がイエメン上空で運用している。

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