イエメン・フーシ派参謀総長の葬儀、イスラエルに報復誓う
フーシ派は先週、アル・ガマリ氏と他の指導者らがイスラエルの空爆で死亡したことを認めた。
.jpg)
イエメンの首都サヌアで21日、親イラン武装組織フーシ派の幹部のひとりであるアル・ガマリ(Muhammad Abd Al-Karim al-Ghamari)参謀総長の葬儀が執り行われた。
現地メディアによると、1000人以上が参列し、その多くがイスラエルへの報復を誓ったという。
フーシ派は先週、アル・ガマリ氏と他の指導者らがイスラエルの空爆で死亡したことを認めた。
イスラエル軍は8月28日、イエメンの首都サヌアを空爆。フーシ政権の首相であるラハウィ(Ahmad Ghaleb al-Rahwi)氏ら幹部12人を殺害した。
イスラエルは当時、この空爆について、参謀総長ら幹部を狙ったものであり、結果を確認中であると述べていた。
アル・ガマリ氏はフーシ派幹部のひとり。階級は少将とされる。
フーシ派は空爆の時期について明言しなかった。
数百人の参列者がサヌア中心部のモスクで祈りを捧げ、棺が運び出される際にはさらに多くの人々が外に集まった。
群衆はアル・ガマリ氏のポスターを掲げて追悼。多くの参列者がイスラエルとパレスチナの国旗を掲げた。
一部のグループは「イスラエルに死を」「米国の死を」と連呼した。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。