◎コンテナ船は軽微な損傷を受けたものの、自力航行できる状態。ケガをした人はいなかった。
イエメン沖のアデン湾を航行していたリベリア船籍のコンテナ船が親イラン武装組織フーシ派のミサイル攻撃を受けた。フーシ派が4日、犯行声明を出した。
米海軍が監督する多国籍連合の情報センターによると、攻撃は3日に確認され、リベリア船籍のコンテナ船のすぐ近くにミサイルが着弾したという。
コンテナ船は軽微な損傷を受けたものの、自力航行できる状態。ケガをした人はいなかった。
フーシ派の報道官は声明で外国の貨物船を攻撃したと主張。さらに米軍の偵察機も撃墜したと主張し、その残骸とされる画像を公開した。
このコンテナ船はUAE(アラブ首長国連邦)を出港し、サウジアラビアのジッダに向かっていた。
フーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、この海域の船舶に70回以上攻撃を仕掛け、計4人の船員を殺害。1隻を拿捕し、2隻を沈没させた。
米中央軍(CENTCOM)はこの事態を受け、今年1月以降、イエメン領内を複数回空爆。5月30日の空爆では少なくとも16人が死亡、42人が負傷したとされる。