イエメン・フーシ政権首相、イスラエル軍の空爆で死亡=報道
国連はフーシ政権を承認していない。
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イエメンの親イラン武装組織フーシ派の首相であるラハウィ(Ahmad Ghaleb al-Rahwi)氏がイスラエル軍の空爆で死亡した。フーシ派の幹部が30日、明らかにした。
それによると、ラハウィ氏を含む幹部らはイスラエル軍の28日の空爆で死亡したという。
国連はフーシ政権を承認していない。
イスラエル軍は29日、フーシ派の参謀総長と国防相らを標的とする空爆を実施し、その成果を確認中であると声明を出していた。
ロイター通信はフーシ派幹部の話しを引用し、「ラハウィ首相の他、閣僚らも死亡し、数人が負傷した」と伝えている。
その中に参謀総長と国防相が含まれているかは不明である。
ラハウィ氏は1年前に首相に就任。フーシ派の実質的な指導者は副首相のモハメド・モフタ(Mohamed Moftah)氏である。
ラハウィ氏はフーシ指導部の核心メンバーではなく、名目上の存在と見なされていた。
フーシ派は先週末、イスラエル・テルアビブ近郊のベングリオン国際空港に向けて弾道ミサイルを発射するなど、イスラエルに対する3つの作戦を実施したと発表。建物被害やケガ人は報告されていない。
イスラエル軍はこうした攻撃後、報復空爆を実施してきた。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を数百回攻撃してきた。
この間、フーシ派は4隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも8人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は30日午前の時点で6万3025人、負傷者は15万9490人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。
フーシ派は3月、イスラエル軍がガザへの攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ米政権はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。