◎フーシ派は過去に何度もMQ9リーパーを撃墜したと主張している。
米軍のドローン「MQ9リーパー」(Getty Images)

イエメンの親イラン武装組織フーシ派が16日、米軍のドローン「MQ9リーパー」を撃墜したと主張した。

フーシ派が公開した映像には地対地ミサイルを発射する様子やリーパーとみられる残骸が映っていた。

AP通信は米中央軍(CENTCOM)関係者の話しとして、「フーシ派がイエメン南西部上空で無人機を撃墜したと主張していることを認識している」と伝えている。

CENTCOMはリーパーが撃墜されたとは認めていない。

フーシ派は過去に何度もリーパーを撃墜したと主張している。

2014年にフーシ派が首都サヌアと北部を掌握して以来、米軍は2017年、19年、23年、そして今年、少なくとも5機のリーパーをイエメン領内で失っている。

フーシ派がSNSに投稿した動画には戦闘員たちがリーパーとみられる残骸の周りに集まり、大喜びする様子が映っていた。

フーシ派の報道官はこれをリーパーと断定したが、断定に至った経緯については説明しなかった。

報道官によると、米軍はこの1週間でリーパーを3機失ったという。しかし、米軍はリーパーを失ったことを認めていない。

報道官は地元産の地対地ミサイルでリーパーを撃ち落としたと主張している。

イランは長年にわたり、フーシ派に地対空ミサイルを含む兵器を供与してきた。国連の武器禁輸制裁にもかかわらず、イエメンの戦場では多数のイラン製兵器が確認されている。

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