◎いつどこで何人が逮捕されたかは不明である。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシ派の戦闘員(Getty Images/AFP通信)

イエメン親イラン武装組織フーシ派は10日、「米国とイスラエルのスパイネットワークを取り締まり、そのメンバーを逮捕した」と主張した。

フーシ派の報道官は声明で、「このスパイネットワークは以前、首都サヌアの在米国大使館で活動していた」と主張。米政府はコメントを出していない。

サヌアの米国大使館は2015年に閉鎖されている。

フーシ派の報道官は「このスパイネットワークは米国大使館が閉鎖された後も、国連や他の国際機関を隠れ蓑にして破壊的な活動を続けてきた」と主張した。

いつどこで何人が逮捕されたかは不明である。

フーシ派はこのスパイネットワークに関与したとされるイエメン人10人が自白する動画を公開している。

フーシ派は先週、国連の職員11人を逮捕したと発表。国連本部もこれが事実であることを認めた。

それによると、11人のうち6人は国連人権高等弁務官事務所、残り5人は国連開発計画、世界食糧計画、ユネスコ、ユニセフ、国連特使事務所の職員だという。

これらの国連機関も職員が拘束されたと報告したが、詳細は分からないとしている。

フーシ派は国連職員を拘束した理由を明らかにしていない。

2015年に閉鎖された米国大使館の元職員もフーシ派に拘束されている。

フーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、紅海やアデン湾を航行する西側の船舶を標的にしてきた。この間、フーシ派は米軍のドローン「MQ9リーパー」を少なくとも3機撃墜したと主張している。

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