▽ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午前の時点で4万5399人、負傷者は10万7940人となっている。
2024年12月25日/パレスチナ自治区、ガザ地区中部ヌセイラト、イスラエル軍の空爆で死亡したジャーナリストを悼む人々(AP通信)

イスラエル軍が26日、パレスチナ・ガザ地区への攻撃を継続し、この24時間で38人が死亡、137人が負傷した。ガザ当局が明らかにした。

ガザ当局は北部や中部などへの空爆により、過去24時間で少なくとも38人が死亡、大勢が瓦礫の下敷きになったと報告している。

イスラエル軍はこの数か月間、ガザ地区への人道支援を制限し、イスラム組織ハマスの武器庫や施設を空爆。多くの住宅や難民キャンプが瓦礫の山となった。

ガザ地区の気温は急降下し、イスラエルによる封鎖が続く中、南部のキャンプでは25日、3人の乳児が低体温症により死亡した。

ハマスは25日、イスラエルが停戦交渉で「新たな条件」を設定し、停戦合意を遅らせていると非難。イスラエル政府はハマスが捕虜解放に向けた協議で「新たな障害」を作り出していると反論した。

一方、イスラエル軍はヨルダン川西岸地区でも過激派を掃討するため、トゥルカレム難民キャンプに増援部隊を送り込んだ。24日の攻撃では女性2人を含む少なくとも8人が死亡している。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は26日午前の時点で4万5399人、負傷者は10万7940人となっている。

イスラエル軍がガザのパレスチナ人ジャーナリストを攻撃し続ける中、イギリスとアイルランドのジャーナリスト組合は26日、「イスラエル軍が報道の権利、ジャーナリストの権利を侵害している」と非難声明を出した。

同組合は共同声明で、「イスラエル軍は報道の権利を侵害し、真実を伝えようとするパレスチナ人ジャーナリストを殺すことで、真実を捻じ曲げようとしている」と述べた。

ガザ地区中部ヌセイラトの難民キャンプ中心部で活動していたジャーナリスト5人は25日早朝、イスラエル軍の空爆により死亡した。

アルジャジーラは目撃者の話しとして、「5人が乗っていたバンにミサイルが着弾した」と報じた。

イスラエル軍はこの空爆を認めた、「イスラム原理主義組織・イスラム聖戦の車両を攻撃した」と主張している。

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