▽米中央軍(CENTCOM)はコメントを出していない。
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イエメン北部サアダ県の移民収容施設で爆発があり、少なくとも68人が死亡、47人が負傷した。イラン武装組織フーシ派は米軍の空爆と主張している。
フーシ派メディアは28日、米軍が夜間の空爆でサアダ県の移民収容施設を標的にしたと報じた。
米中央軍(CENTCOM)はコメントを出していない。
フーシ派メディアによると、この施設には約100人のアフリカ系移民が収容されていたという。
赤十字国際委員会は地元当局の救助・捜索活動を支援したと明らかにした。
国連人道問題調整事務所(OCHA)も声明を出し、「移民施設が空爆されたという報道を深く憂慮している」と述べた。
またOCHAは国際社会と全ての紛争当事者に対し、民間人の保護と国際人道法を遵守するよう求めた。
米軍は3月15日にフーシ派への攻撃を開始して以来、首都サヌアやホデイダなどを800回以上空爆。フーシ派はこれまでに300人近くが死亡したと報告している。
4月18日の空爆では少なくとも74人が死亡、171人が負傷したとされる。
フーシ派はイスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区への攻撃を再開したことを受け、紅海やアラビア海、アデン湾などを通過するイスラエル船舶への攻撃を再開すると主張。トランプ(Donald Trump)大統領はこれを受け、フーシ派に対する軍事作戦を開始した。
フーシ派は23年10月にガザ紛争が始まって以来、イスラエル領内だけでなく、紅海やアデン湾の船舶を100回以上攻撃した。
この間、フーシ派は2隻の船舶を沈没させ、1隻をシージャックし、少なくとも4人の船員を殺害した。この攻撃は世界の海運を混乱させ、多くの企業がアフリカ南部喜望峰を周回する、より長く、より費用がかかる航路への変更を余儀なくされた。
CENTCOMは先週、フーシ派による攻撃のペースと効果が低下していると指摘。空爆の成果を強調した。
またCENTCOMはフーシ派のミサイル発射数が69%減、攻撃ドローンによる攻撃が55%減少したと明らかにした。