◎米海軍のミサイル駆逐艦カーニーは19日夕方にミサイルとドローンを確認し、陸地ではなく海上で撃墜した。
米海軍のミサイル駆逐艦カーニーが紅海上でイエメンのシーア派武装勢力フーシが発射したとされるミサイルとドローンを迎撃した。米主要メディアが19日に報じた。
それによると、フーシ派のミサイルが発射された地点は不明。北の方向に向かっていたという。目標はカーニーではなかったとみられる。
米国防総省のライダー(Pat Ryder)報道官はその後の記者会見で、「カーニーは紅海上で陸上発射型巡行ミサイル3発とドローン8機を撃墜した」と明らかにした。
それによると、現時点の予備評価ではフーシ派の標的はカーニーではなかったとみられる。
ライダー氏は記者団に対し、「情報を整理している段階であり、現時点で標的が何かは分からないが、イエメンから紅海に沿って北上し、イスラエルに向かっていた可能性がある」と説明した。
カーニーの乗組員にケガはなかった。
ライダー氏によると、カーニーは19日夕方にミサイルを確認し、陸地ではなく海上で撃墜したという。
米国はパレスチナ・ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスと戦争状態にあるイスラエルを支援するため、地中海に2つの空母打撃軍を派遣している。