米軍、シリア・ダマスカス空軍基地に駐留へ=報道
トランプ米大統領は10日、ホワイトハウスでシリアのシャラア大統領と会談する予定だ。
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トランプ米政権が仲介するシリアとイスラエルの安全保障協定を支援するため、米軍がシリア・ダマスカスにある空軍基地に軍事拠点を設置する準備を進めている。ロイター通信が7日に報じた。
米軍によるシリア駐留計画が報じられたのは初めて。アサド(Bashar Assad)前大統領の時代には考えられなかったことだ。
ロイターは情報筋の話しとして、「この空軍基地はイスラエルとシリアの協定の一環として”非武装地帯”となる予定のシリア南部への玄関口に位置している」と伝えている。
トランプ(Donald Trump)大統領は10日、ホワイトハウスでシリアのシャラア(Ahmed al-Sharaa)大統領と会談する予定だ。シリアの国家元首がワシントンDCを公式訪問するのは初めてである。
ロイターによると、米国はダマスカスの基地に部隊を駐留させ、非武装地帯を監視する計画を立てているという。
アサド氏は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
それ以来、シャラア氏が暫定政権を率いてきた。
トランプ政権はシャラア氏に対する1000万ドルの報奨金を解除。7月にはHTSの外国テロ組織指定を取り消した。
米欧はシリアへの制裁を段階的に緩和・解除している。
