◎米国はシリア東部に約900人、隣国イラクに2500人の兵士を駐留させ、2014年に両国を席巻し、多数の犠牲者を出したイスラム国(ISIS)の復活を阻止している。
米空軍のステルス戦略爆撃機B2(Getty Images/AFP通信)

中央軍(CENTCOM)は13日、イランの支援を受けるシリアの武装勢力拠点を2日連続で空爆したと明らかにした。

それによると、この武装勢力はシリア北東部ハサカにある米軍基地にロケット弾を撃ちこんだという。

CENTCOMは声明で、「米軍基地への最近の攻撃に関与したイラン系組織の拠点を再空爆した」と述べた。

CENTCOMは12日未明にも同武装勢力拠点を空爆したと明らかにしていた。

CENTCOMは空爆の回数や標的を明言せず、「イラン系組織の武器庫と兵站本部を攻撃した」とだけ述べた。

米国はシリア東部に約900人、隣国イラクに2500人の兵士を駐留させ、2014年に両国を席巻し、多数の犠牲者を出したイスラム国(ISIS)の復活を阻止している。

CENTCOMはクルド人自治区民兵組織「シリア民主軍(SDF)」などと共に、シリア東部や中部のISIS拠点を何度も空爆してきた。

ABCニュースは当局者の話しとして、「イラン系組織の戦闘員はハサカの基地に向けてロケット弾を発射したが、施設に被害はなく、負傷者も出ていない」と報じている。

CENTCOMは12日未明の声明で、「24時間以内に国内の2つの別々の場所で9つの標的を攻撃した」と述べていた。

イギリスNGOシリア人権監視団は11日、連合軍の戦闘機がシリア南部デイル・エズゾルの拠点を空爆し、イランの支援を受けるグループのシリア人メンバー4人が死亡、10人が重傷を負ったと報告していた。

国営イラン通信(IRNA)は空爆に関して報道していない。

CENTCOMは先月末、シリア中部の砂漠地帯にあるISISのキャンプを空爆し、戦闘員35人を殺害した。

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