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▽イスラエルは3月2日にガザ国境を封鎖。それ以来、物資の搬入は完全に滞っている。
2024年5月14日/パレスチナ自治区、ガザ地区南部ラファの食料配給所(Getty Images/AFP通信)

米国とイスラエルがパレスチナ・ガザ地区への人道援助を再開することで合意に近づいている。米ニュースサイト「アクシオス」が2日に報じた。

それによると、両国の実務者はイスラム組織ハマスが関与しない形でガザ地区に物資を送る方法について協議しているという。

アクシオスはイスラエル政府および米国の情報筋の話しとして、「ハマスの影響下にない国際団体が人道援助の管理や配布などを行う」と伝えている。

国連はイスラエルによるガザ封鎖が60日を超えたことについて、「大飢饉」が迫っているとして、国際社会に強調して必要な行動を取るよう呼びかけている。

イスラエルは3月2日にガザ国境を封鎖。それ以来、物資の搬入は完全に滞っている。

この結果、地区内のパン屋は全て閉鎖。負傷者の治療に必要な医薬品の大半が枯渇する事態となっている。国連は未曽有の大飢饉が迫っているとして、イスラエルに封鎖を解除するよう呼びかけてきた。

ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は2日午後の時点で5万2418人、負傷者は11万8091人となっている。

多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万~1万4000人と推定されている。

アラブ連盟(Arab League)は2日、国際司法裁判所(ICJ)に対し、イスラエルによる国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動妨害を阻止するよう求めた。

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