▽トランプ氏はガザを「中東のリビエラ(イタリア北西部の地中海に面する海岸、世界的な観光・保養地)にする」と提案した。
米共和党のジョンソン(Mike Johnson)下院議長は5日、パレスチナ・ガザ地区を米国の支配下に置くというトランプ(Donald Trump)大統領の提案を絶賛し、下院共和党はそれを支持すると表明した。
ジョンソン氏は記者会見で、「多くの人が昨日の発表に驚きを表明し、世界中から喝采を浴びている」と語った。「なぜかというと、あの地域は非常に危険であり、トランプ大統領は誰も考えたことのない、あの地域の平和を確保するために大胆かつ断固とした行動をとっているからだ」
トランプ氏は4日、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相との共同会見でガザ地区を米国主導で「再開発」し、パレスチナ人を他の場所に移住させた後、ガザ地区を占領、所有する用意がある表明した。
トランプ氏はガザを「中東のリビエラ(イタリア北西部の地中海に面する海岸、世界的な観光・保養地)にする」と提案した。「なんてすごい計画なんだ」
ジョンソン氏は「トランプ大統領の壮大なプランの更なる詳細を待っている」と述べた。またジョンソン氏は6日にネタニヤフ氏と会談すると言及。「この計画について話し合う」とした。
さらに「ガザが現在の形のままであれば、23年10月7日のハマスの攻撃のようなイスラエルへの再攻撃のリスクがあり、そのリスクを最小限に抑えることが重要だ」と主張した。
「パレスチナ人はその必要性を理解していると思います。そして、トランプ大統領のイニシアチブに賛同します...」
パレスチナ人を別の場所に移住させた後、ガザをゲットするというトランプ氏の仰天プランはパレスチナ問題に関する米国の過去の政策を木っ端みじんに打ち砕き、非難を巻き起こした。
ネタニヤフ氏はトランプ氏を称賛。「米政府の提案は検討に値するものだ」と主張した。
ガザ地区のイスラム組織ハマスはトランプ復興計画を即座に拒絶。「地域に混乱と緊張をもたらすものだ」と非難した。