◎イランと同盟を結ぶフーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、紅海などの船舶に対して100回以上ミサイルやドローン攻撃を行ってきた。
イエメン、首都サヌア、親イラン武装組織フーシの戦闘員(ロイター通信)

米軍がイエメン親イラン武装組織フーシ派の施設を空爆した。現地メディアが10日に報じた。

それによると、中央軍(CENTCOM)は9日夜、イエメンのフーシ派が支配する地域にある武器貯蔵施設を複数回空爆したという。

ABCニュースは国防当局者の話しとして、「フーシ派が紅海やアデン湾全域の国際水域を航行する軍用および民間船舶を標的にするために使用する、様々な種類の通常兵器が保管されている施設を狙った」と伝えている。死傷者の情報はない。

イランと同盟を結ぶフーシ派は昨年10月にガザ紛争が始まって以来、紅海などの船舶に対して100回以上ミサイルやドローン攻撃を行ってきた。

フーシ派はイスラエル軍の侵攻に直面するパレスチナ人への支援と連帯を示すためと主張しているが、戦争とは明らかに関係のない船舶も攻撃している。

米軍とイギリス軍は今年1月、ガザ紛争が始まって以来初めて、フーシ派拠点を空爆した。

フーシ派はイスラエル領内や北の地中海にまでドローンや弾道ミサイルによる攻撃を仕掛けている。7月にはテルアビブにドローンが飛来した。

米軍が先月にもステルス戦略爆撃機B2でフーシ派の拠点を空爆していた。

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