ユニセフ「ガザの検問所開放して」イスラエルに要請、停戦発効
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は10日午前の時点で8万1433人(行方不明者含む)、負傷者は16万9961人となっている。
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国連児童基金(ユニセフ)10日、イスラエルに対し、戦争で荒廃したパレスチナ・ガザ地区に食料支援を送るために、全検問所を開放するよう求めた。
ユニセフの報道官はジュネーブの記者団に対し、「ガザの子どもたちは長期間にわたり適切な食事を取れていないため、特に脆弱な状態にある」と語った。
また報道官は「ガザの状況は極めて危険、危機的であり、新生児だけでなく乳幼児の死亡が急増する恐れがある」と警告した。
そして、「適切な食事を取れていなかった子供たちの免疫力は著しく低下し、健康な状態であれば数日で回復する感染症でも命を落とす可能性がある」と強調した。
イスラエル軍は10日、イスラム組織ハマスとの停戦合意に基づき、第1段階の停戦ラインまで部隊を撤退させたと発表した。
一方、国連は9日、一部地域で飢饉が発生しているガザ市への人道支援を、停戦開始から 60日間で強化する計画であると表明した。
国連世界食糧計画(WFP)は1日あたり約600台の支援トラックがガザ地区に入る見通しと報告している。
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は10日午前の時点で8万1433人(行方不明者含む)、負傷者は16万9961人となっている。
多くのボランティアが行方不明者を捜索している。建物の倒壊に巻き込まれるなどして行方不明になった市民は1万4000~1万5000人と推定されている。
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ガザとイスラエルで歓喜の渦、ガザ停戦計画に拍手喝采
ガザ紛争におけるパレスチナ側の死者は9日午後の時点で8万1416人(行方不明者含む)、負傷者は16万9890人となっている。 2025年10月9日