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▽バールや斧を持った民間人とみられる集団がパトロール隊を取り囲み、装甲車を殴ったり蹴ったりした。
国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の装甲車(Getty Images)

レバノン南部で16日、武装した民間人が国連レバノン暫定軍(UNIFIL)のパトロール部隊を襲撃した。

UNIFILによると、バールや斧を持った民間人とみられる集団がパトロール隊を取り囲み、装甲車を殴ったり蹴ったりしたという。

隊員にケガはなかった。

国営レバノン通信は目撃者の話しとして、「UNIFILの兵士は近くにいた傍観者を守るために、非殺傷兵器で暴漢を追い払った」と報じている。

レバノン軍が現場に急行し、UNIFIL部隊と合流。基地まで護衛した。

UNIFILによると、このパトロールは定期的に実施しているもので、部隊は定められたルートを通過し、イスラエル国境沿いとその周辺を巡回した後、基地に戻る予定だったという。

UNIFILは声明で、国連安全保障理事会決議1701号に基づき、レバノン軍の随伴の有無にかかわらず、その活動区域内における移動の自由を保障していると強調した。

UNIFILは14日、イスラエル軍の砲弾がレバノン南部にある基地近くに着弾したと発表した。

イスラエルと親イラン組織ヒズボラによる停戦協定は24年11月末に発効した。

イスラエル軍は協定発効後も首都ベイルートや南部を定期的に攻撃。そのほとんどがヒズボラの戦闘員やその関連施設に対するものである。

イスラエルとヒズボラは停戦発効から60日以内にレバノン南部から部隊を撤退させ、その後、レバノン正規軍とUNIFILが南部を管理することで合意していた。

しかし、イスラエルはレバノン側が合意を守っていないと主張。撤退を拒否している。

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