◎WFPは生計を立てられなくなった女性の命綱であり、子供を養うために必要な食料やその他支援を提供している。
2021年11月20日/アフガニスタン、首都カブール、国連世界食糧計画の配給所(Petros Giannakouris/AP通信)

国連世界食糧計画(WFP)は5日、資金不足の影響でアフガニスタン市民200万人分の食料支援を打ち切らざるを得ないと明らかにした。

それによると、この決定により、食料支援を必要とするアフガン人1000万人が援助対象から除外されることになったという。

アフガンで食料支援を必要とする人の数は1500万人と推定されている。

WFPは声明で、「すでに憂慮すべきレベルの飢餓と栄養失調が蔓延する中、私たちは飢える者と飢えない者の二者択一を迫られている」と述べている。「何百万もの家族が次の食事を求めて奔走しています。私たちに残されたわずかな資金では、飢餓の淵に立たされているすべての人々にサービスを提供することはできません...」

2年前に政権を掌握したタリバンは1990年代の旧政権時代より穏健な統治を約束してきた。

しかし、米軍とNATO軍が20年に及ぶ戦争の末に撤退すると、タリバンは女性に過酷な制限を課した。

女性は中等教育を受けられなくなり、NGOなどへの就労も禁じられた。アフガンで活動する援助機関の多くが女性就労者の力に頼ってきた。

WFPは生計を立てられなくなった女性の命綱であり、子供を養うために必要な食料やその他支援を提供している。

WFPによると、今後半年間、食料やその他支援を必要とするアフガン人2100万人を支えるためには10億ドルもの資金が必要だという。

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