◎イスラエルの市民権と永住権を持つ18歳以上男女は兵役を義務付けられているが、軍は超正統派を「ユダヤ国家の構築に欠かせない存在」などとしばしば特別扱いし、兵役を免除している。
イスラエルのエルサレムでユダヤ教超正統派のデモが行われ、数百人が参加した。
人々は超正統派に兵役を強制しようとする試みに反対し、交差点を封鎖。警察とにらみ合った。
イスラエルの市民権と永住権を持つ18歳以上男女は兵役を義務付けられているが、軍は超正統派を「ユダヤ国家の構築に欠かせない存在」などとしばしば特別扱いし、兵役を免除している。
男性の兵役期間は3年、女性は21~22カ月。
超正統派に対する免除措置は世俗的なイスラエル人を激怒させてきたが、超正統派コミュニティはこの主張を却下し、徴兵制度から特例をなくすという試みを阻止し続けている。
報道によると、デモ隊は男性で構成され、ほぼ全員が黒装束に大きな帽子をかぶっていた。デモ隊は「私たちは軍隊に参加しない」「破壊は許されない」「首都エルサレムに幸あれ」などと唱え、警察の退去命令を無視した。
地元警察によると、暴力は報告されなかったという。
デモ隊は数時間交差点を封鎖した。