イギリス政府、シリアHTSの「テロ組織」指定を解除
暫定政権を率いるシャラア大統領はHTSの元指導者である。
-1.jpg)
イギリス政府は21日、シリアのアサド政権崩壊に大きく貢献した「タハリール・アルシャーム機構(HTS)」をテロ組織から除外した。
暫定政権を率いるシャラア(Ahmed al-Sharaa)大統領はHTSの元指導者である。
イギリスは2017年にHTSをテロ組織に指定。昨年12月にこれを解除する可能性があると発表していた。
トランプ政権は7月にHTSの外国テロ組織指定を取り消した。
アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、HTS率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。
イギリス政府は21日の声明で、「HTSを禁止リストから除外することで、現政権とのより緊密な連携が可能になる」と述べた。
また政府は「旧アサド政権の化学兵器計画を排除するためにシリア政府と協力することも可能になるだろう」と付け加えた。