ホルムズ海峡で貨物船同士が衝突、UAE当局が24人救助

エジプトのスエズ運河に向かっていた石油タンカーと貨物船が衝突し、沿岸警備隊が17日にタンカーの乗組員24人を救助した。

アラブ首長国連邦（UAE）の国家警備隊は17日、ホルムズ海峡の東側で2隻の貨物船が衝突し、24人を救助したと明らかにした。

それによると、エジプトのスエズ運河に向かっていた石油タンカーと貨物船が衝突し、沿岸警備隊が17日にタンカーの乗組員24人を救助したという。

警備隊は声明で、同国沿岸から24海里離れた現場に沿岸警備隊の救助艇を派遣し、乗組員を救助したと述べた。

燃料が流出したという情報はない。石油タンカーが自力で航行可能かどうかは不明である。

イギリスの民間警備会社Ambreyはこの衝突を事故と評し、イランとイスラエルの紛争が背景にあると指摘した。

ホルムズ海峡はペルシャ湾への玄関口であり、国連によると、世界の石油の約5分の1が通過する。

2024年には1日平均2000万バレルの石油が通過した。

イスラエルが6月13日にイランに対する攻撃を開始した後、イランがホルムズ海峡を封鎖するのではないかという懸念が高まっている。