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▽トルコでは毎年、メーデー集会が開かれているが、近年は警察が介入することが多くなっている。
2025年5月1日/トルコ、イスタンブール、メーデー集会の参加者と治安部隊(ロイター通信)

トルコの警察当局が1日、イスタンブールのメーデー集会を取り締まり、数百人を拘束した。

労働組合やNGOや国際労働者の日に合わせて政府与党に抗議するデモを行うよう呼びかけていた。

イスタンブールでは3月にイマモール(Ekrem Imamoglu)市長が逮捕されて以来、エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と与党・公正発展党(AKP)に抗議するデモが続いている。

集会に参加した一部の抗議者はデモが禁じられている市中心部のタクシム広場に向かって行進、機動隊と衝突した。

警察は警棒と催涙スプレーでデモ隊を圧倒し、400人以上を拘束した。

ソーシャルメディアで共有された動画には機動隊とデモ隊が押し合いになる中、機動隊が数人をパトカーに押し込む様子が映っていた。

イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「警察がイスタンブールの暴動で409人を拘束した」と書いた。

またイェルリカヤ氏は全国78県のメーデーに約28万人が参加したと明らかにした。

トルコでは毎年、メーデー集会が開かれているが、近年は警察が介入することが多くなっている。

昨年はタクシム広場まで行進しようとした200人以上が拘束された。1977年には同広場でのメーデー集会で34人が殺害された。

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