トルコ検察、元中央銀行副総裁ら7人を入札不正疑惑で逮捕
中銀は2024年にBKMの監査を実施し、この中で不正の疑いが確認されたため、24年12月にイスタンブール検察庁に告発状を提出したとしている。
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トルコの検察当局は17日、入札における不正疑惑の捜査に関連し、元中央銀行副総裁や幹部ら7人を逮捕したと発表した。
イスタンブール検察庁は声明で、中銀が主要株主である決済システムの基幹機関BKMが実施した一般競争入札における不正行為を調査の焦点としていると説明した。
現在拘束されているのは元中銀副総裁や元BKM総支配人らで、さらに国外にいる4人の容疑者に対する逮捕状を請求中とのこと。
国営アナトリア通信は情報筋の話しとして、「元副総裁は不正への関与を否定している」と伝えている。
不正の詳細は明らかになっていないが、一部メディアは7人が「複数の」官製談合を主導した報じた。
中銀は2024年にBKMの監査を実施し、この中で不正の疑いが確認されたため、24年12月にイスタンブール検察庁に告発状を提出したとしている。
中銀は17日の声明で、「当局の捜査に全面的に協力し、進行中の司法手続きを注視している」と述べた。