◎モスクワ北部の駐車場で25日未明に車が爆発し、男性と女性が負傷した。
トルコ、南東部ディヤルバクル市郊外(Getty Images/AFP通信)

トルコ当局がロシア・モスクワで爆弾テロを起こしたとされるロシア人男性を拘束した。トルコ内務省が24日、明らかにした。

ロシアの国営メディアによると、モスクワ北部の駐車場で25日未明に車が爆発し、男性と女性が負傷したという。

トルコ内務省の報道官は声明で、「容疑者はモスクワからの直行便で入国してから数時間後、南西部ボドルムで拘束された」と明らかにした。

イェルリカヤ(Ali Yerlikaya)内相もX(旧ツイッター)に声明を投稿。「当局はロシアの捜査当局および国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)から爆弾テロの容疑者がボドルムに向かっているという連絡を受け、対応した」と書き込んだ。

それによると、ロシアはインターポールに容疑者を国際指名手配するよう要請し、受理されたという。

しかし、容疑者は指名手配リストに名前が登録される前に観光客としてトルコに入国した。

このテロで負傷した2人の身元は明らかになっていないが、露インタファクス通信は情報筋の話しとして、「負傷した男性は軍の参謀本部に所属する官僚である」と伝えている。

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