トルコ中央銀行、3.0%の大幅利下げ、政策金利43%
6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比35.05%増。5月は35.40%増。4月は37.86%。昨年7月のピークは75%であった。
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トルコ中央銀行が24日、政策金利を3.0%引き下げ、43%に設定した。
ロイター通信のエコノミスト17人は1.5~3.5%の利下げと予想していた。
中銀は4月、政策金利を3.5%引き上げ、頑固なインフレ、イスタンブール市長の逮捕に伴う金融不安、トランプ関税の余波に直面する中、3ヶ月続いた利下げサイクルを停止。1週間物レポ金利を46%、貸出金利を49%に設定した。
市場がその後落ち着きを取り戻しため、利下げサイクルを再開した形だ。
中銀の金融政策委員会は声明で、「今後の金融緩和のステップは、慎重かつ、会議ごとに決定する」と表明した。
また委員会は「最近のデータはディスインフレが強まっていることを示している」と述べた。
さらに、「予測されるディスインフレ経路に必要な引き締めを確保し、実現インフレと予想インフレ、およびその根本的な傾向を考慮して政策を決定する」と付け加えた。
6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比35.05%増。5月は35.40%増。4月は37.86%。昨年7月のピークは75%であった。
中銀のカラハン(Fatih Karahan)総裁は年末のインフレ率を24%前後と予想している。