トルコ当局、イスタンブールの野党関係者数十人拘束、汚職捜査
5月31日に4件の汚職調査で47人に対する拘束令状が発行され、うち28人が拘束された。
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トルコ当局が最大都市イスタンブールで野党・共和人民党(CHP)の党員を拘束し、自治体庁舎を家宅捜索した。国営メディアが5月31日に報じた。
CHPと人権団体は与党・公正発展党(AKP)が政敵を排除するために捜査機関を利用していると主張している。
イスタンブールでは3月にイマモール(Ekrem Imamoglu)市長が逮捕されて以来、エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領とAKPに抗議する小規模な抗議デモが続いている。
CHPはエルドアン氏とAKPがライバルを排除するために捜査機関を利用したと主張。イマモール氏を解放するよう求めている。CHPは2028大統領選の候補にイマモール氏を選ぶ予定であった。
イスタンブール地裁は裁判が終わるまでイマモール氏を勾留するよう命じている。
イマモール氏の逮捕以来、当局はCHPの党員、イスタンブール市当局の職員、およびCHPが第1党となっている自治体職員を含む数十人を拘束した。
また規制当局は今月、イマモール氏のX(旧ツイッター)アカウントへのアクセスを遮断した。
国営アナトリア通信によると、5月31日に4件の汚職調査で47人に対する拘束令状が発行され、うち28人が拘束されたという。
警察は捜査の一環として、5つの自治体の庁舎を家宅捜索し、証拠を押収したとのこと。
警察はイマモール氏の逮捕に抗議するデモを厳しく取り締まり、2000人以上を逮捕。その多くが学生で、ジャーナリストや労働組合の幹部なども含まれている。