トルコ当局、野党関係者109人拘束、汚職捜査の一環
当局は汚職、談合、詐欺に関する捜査の一環として、1日早朝に157人の拘束を命じた。
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トルコの捜査当局が西部イズミルで野党関係者や元市長を含む109人を拘束した。国営アナトリア通信が1日に報じた。
それによると、当局は汚職、談合、詐欺に関する捜査の一環として、1日早朝に157人の拘束を命じたという。
アナトリア通信は当局者の話しとして、「警察が残り48人の行方を追っている」と報じた。
野党・共和人民党(CHP)は声明で、同党の党員であるイズミルの元市長や党の幹部、支部長などが拘束され、取り調べを受けていると明らかにした。
またCHPはエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領と与党・公正発展党(AKP)が捜査当局を利用して、イスタンブールと同じ手法で野党関係者を一掃しようとしていると批判した。
さらに、「検察はAKPの命を受けて行動しているように見える」と主張した。
イスタンブールでは3月にイマモール(Ekrem Imamoglu)市長が逮捕されて以来、エルドアン氏とAKPに抗議する小規模な抗議デモが続いている。
CHPはエルドアン氏とAKPがライバルを排除するために捜査機関を利用したと主張。イマモール氏を解放するよう求めている。
CHPは2028大統領選の候補にイマモール氏を選ぶ予定であった。
一部の西側諸国はエルドアン氏がライバルを排除するために反対派を取り締まっていると批判。政府はこの主張を一蹴している。