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▽暫定政府はアサド政権時代に科された制裁の解除を求めている。
シリアのシャラア暫定大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(Getty Images)

トルコエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領がシリア暫定政府のシャラア(Ahmed al-Sharaa、通称ジャウラニ)大統領に対し、国際社会による対シリア制裁を解除するための外交努力を続けると伝えた。トルコ大統領府が11日、明らかにした。

それによると、エルドアン氏は首脳会談の中でその旨をシャラア氏に伝え、「シリアへの支援を継続する」と約束したという。

暫定政府はアサド政権時代に科された制裁の解除を求めている。

アサド(Bashar Assad)前大統領は昨年末、タハリール・アルシャーム機構(HTS)率いる反体制派による電光石火の攻勢に対応できず、ロシアに逃亡。これにより、50年にわたるアサド一族の独裁に終止符が打たれた。

シャラア氏はHTSの指導者であり、それ以来、暫定政府を率い、近隣や欧米諸国との関係改善に努めてきた。

シリア内戦の犠牲者は50万~60万人と推定されている。被害の全容は明らかになっておらず、調査が進む目途も立っていない。

この間、米国、イギリス、EU諸国はアサド氏に圧力をかけるために厳しい制裁を科した。

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