トルコ、暗号資産取引を通じての「資金洗浄」防止措置導入へ

仮想通貨の「トラベルルール」は資金洗浄やテロ資金供与対策のために、暗号資産交換業者に対し、送金時に送金者と受取人の情報を送金先の取引所に通知することを義務付けるものである。
仮想通貨ビットコインのイメージ図(ロイター通信)

トルコ財務省は24日、違法賭博や詐欺から得た犯罪収益の資金洗浄(マネーロンダリング)に暗号資産で行うことを阻止するため、必要な措置を講じていると明らかにした。

同省はX(旧ツイッター)への投稿で、仮想通貨の取引に制限を導入する予定であると書いた。

国営アナトリア通信によると、制限には暗号資産交換業者が送金者・受取人の情報を確認しない場合、仮想通貨の引き出しに48~72時間の待機時間を設けることなどが検討されているという。

財務省は「違法賭博や詐欺から得た犯罪収益の資金洗浄を阻止するため、暗号資産取引に関する新たな措置を講じている」と強調した。

アナトリア通信は政府筋の話しとして、「安定した価値を維持するように設計された暗号資産の一種であるステーブルコインの送金日次上限は3000ドルに設定し、月次上限は5万ドルとする」と報じている。

仮想通貨の「トラベルルール」は資金洗浄やテロ資金供与対策のために、暗号資産交換業者に対し、送金時に送金者と受取人の情報を送金先の取引所に通知することを義務付けるものである。

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