◎この大地震はトルコの11地域と隣国シリアの広い範囲に甚大な被害をもたらした。
トルコの災害緊急事態対策庁(AFAD)は11日、先月6日に南部で発生した大地震について、これまでに4万7975人の死亡を確認したと発表した。
AFADの報道官は記者会見で、「このうち6278人は外国人で、シリア人が最も多かった」と明らかにした。
この大地震はトルコの11地域と隣国シリアの広い範囲に甚大な被害をもたらした。
国連はシリアの死者数を6000人と推定しているが、捜索活動はほとんど進んでおらず、一部の専門家はこの数倍の市民が死亡した可能性があると指摘している。
AFADによると、M7.8の本震以降、両国合わせて1万回以上の余震を確認したという。
トルコでは民家少なくとも23万戸が全壊したと推定されている。シリアの被害の全容は不明。国連やその他の人道機関が調査を進めている。