◎事件は領事館内で1日午後に発生。容疑者は東部アグリ出身の男で、トルコ人とみられる。
トルコ西部イズミルにあるスウェーデン領事館で銃撃事件があり、トルコ人職員が負傷した。現地メディアが2日に報じた。
それによると、事件は領事館内で1日午後に発生。容疑者は東部アグリ出身の男で、トルコ人とみられる。
男は発砲した直後に取り押さえられ、現行犯逮捕された。
トルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)によると、容疑者は精神疾患を患っていたという。
銃撃されたトルコ人職員は重傷を負い、病院に搬送された。容体は明らかにされておらず、警察の捜査が続いている。
法務省はツイッターアカウントに声明を投稿。事件を非難し、職員の早期回復を願った。
トルコを含むイスラム諸国ではスウェーデンとデンマークでイスラム教の聖典コーランが焼かれるデモが相次いだことを受け、反欧州感情が高まっている。
先月にはイラクのスウェーデン大使館が侵入・放火被害に遭った。
トルコ政府関係者はコーランを冒とくする行為を非難し、スウェーデンとデンマークに対し、このようなデモを防ぐ措置を講じるよう求めている。