トルコホテル火災裁判、11人の被告に終身刑、78人死亡
この火災はボル県のスキーリゾートにあるホテル「グランド・カルタル」で1月21日に発生。78人が死亡し、137人が負傷した。
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トルコ北西部ボル県で今年1月に発生したホテル火災の裁判について、判事は10月31日、11人の被告に終身刑を言い渡した。
国営放送局TRTによると、ホテルの所有者を含む11人は控訴する意向を示している。
この火災はボル県のスキーリゾートにあるホテル「グランド・カルタル」で1月21日に発生。78人が死亡し、137人が負傷した。
犠牲者の中には家族旅行中の子供たちも含まれていた。
この火災はトルコ全土に衝撃を与え、過失や規則違反に対する責任追及の声が高まった。
国営アナトリア通信によると、重過失致死傷罪など数十件の罪で計32人が起訴され、うち20人が公判前勾留中。ホテルの取締役、管理者、従業員のほか、副市長や消防隊員も起訴されている。
この火災を調査した専門家チームは同ホテルが基本的な防火対策を備えていなかったと指摘した。
この裁判には200人以上の原告が関与しており、アナトリア通信によると、裁判はボルのスポーツセンター(法廷に改装)で行われている。
火災は12階建てホテルのレストラン階で発生。当時238人の宿泊客が滞在していた。
