◎BRICSは来月ロシアで開催される会合で加盟申請国について話し合う予定だ。
ロシアのプーチン大統領(左)とトルコのエルドアン大統領(ロイター通信)

ロシアのウシャコフ(Yuri Ushakov)大統領補佐官は4日、トルコ新興5カ国(BRICS)への加盟を正式に申請したと明らかにした。

ウシャコフ氏はモスクワの記者団に対し、「トルコはBRICSへの加盟を申請しており、今後審査される」と語った。

BNNブルームバーグは2日、トルコが数ヶ月前にBRICSへの加盟を正式に申請したと報じた。

トルコ大統領府の報道官は翌日、この報道について質問を受け、「エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は加盟を希望していると何度か言っていた」と答えたが、加盟を申請したとは言及しなかった。

BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国によって2006年に設立され、2010年に南アフリカが加盟。昨年イラン、エジプト、エチオピア、UAE(アラブ首長国連邦)の4カ国が加わり、サウジアラビアも加盟を検討中、アゼルバイジャンとマレーシアは正式に加盟を申請した。

欧州とアジアにまたがるトルコは1952年にNATOに加盟。2005年にEU加盟に向けた協議を開始したが、エルドアン政権下での民主主義後退への懸念や、EU加盟国であるキプロスとの紛争が続いていることなどの課題から、交渉は停滞している。

BRICSは来月ロシアで開催される会合で加盟申請国について話し合う予定だ。

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