◎西欧への亡命を希望する中東の移民(主にアフガン人とシリア人)はトルコ西岸から頼りないボートに乗り、ギリシャやイタリアを目指す。
エーゲ海、亡命希望者たち(Getty Images)

トルコ当局は14日、西部の沖合で移民数十人を乗せたボート2隻が沈没し、少なくとも4人が死亡したと明らかにした。

国営アナトリア通信によると、事故が起きたのは西部のビーチリゾート「クシャダス」の沖合。沿岸警備隊は38人を救助し、4人の遺体を収容した。

ボートに乗っていた人数と救助された人々の国籍は明らかになっていない。

アナトリア通信は関係者の話を引用し、「巡視艇が周辺海域で捜索活動を続けている」と報じた。

救助された人々は医療機関で体調に問題がないかチェックを受けている。

アナトリア通信は沈没したボート2隻について、「ギリシャ当局がトルコの領海まで押し戻した可能性がある」と主張した。

トルコ政府はギリシャがプッシュバック(国際法に基づいて移民・難民を保護せず強制送還する違法行為)を行っているとたびたび非難している。

ギリシャはこれを否定し、逆にトルコ当局が移民船をギリシャ領海に誘導していると主張している。

西欧への亡命を希望する中東の移民(主にアフガン人とシリア人)はトルコ西岸から頼りないボートに乗り、ギリシャやイタリアを目指す。

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