トルコ25年9月インフレ率33.29%、上昇に転じる、中銀に試練
統計局のデータによると、食品、住宅、教育費の急騰が主因であった。
.jpg)
トルコの25年9月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比33.29%増となり、上昇に転じた。統計局が3日、明らかにした。
これは中央銀行が金融緩和サイクルを遅らせる必要性が高まっていることを示している。
統計局のデータによると、食品、住宅、教育費の急騰が主因であった。
インフレ率が上昇したのは昨年5月に記録した75.4%以来、初めてである。
前月比では3.23%増、ロイター通信の予想値2.6%を上回った。
8月のインフレ率は前年同月比32.95%増、前月比2.04%増であった。
中銀は先月初め、政治リスクの高まりと予想を上回るインフレ率を背景に、政策金利を2.5ポイント引き下げて40.5%に設定。緩和サイクルを減速させた。
市場は年末までにインフレ率が30%を下回ると予想している。
9月のインフレ率は、最も比重の高い2品目である食品・非アルコール飲料価格の36.1%増と住宅価格の51.4%増により押し上げられた。
月次ベースでは、食品・飲料価格が4.6%増、教育費は17.9%増となった。