トルコ25年7月インフレ率33%、市場予想を上回るペースで低下
ガソリン、天然ガス、タバコの価格上昇がインフレ率を押し上げる要因となった。
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トルコの25年7月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比33.52%増となり、市場の予想を上回るペースで下落した。統計局が4日、明らかにした。
月次ベースでは7月のインフレ率は前月比で2.06%低下した。
6月は35.05%であった。
ロイター通信のアナリストは34.05%、月次で2.4%減と予想していた。
中央銀行は先月末、政策金利を3.0%引き下げ、43%に設定。緩和サイクルを再開した。
ガソリン、天然ガス、タバコの価格上昇がインフレ率を押し上げる要因となった。輸送費は前月比で2.89%増、アルコール飲料とタバコの価格は5.69%上昇した。住宅価格も5.78%上昇した。
データによると、7月の生産者物価指数(PPI)は前月比1.73%増、前年比では24.19%増となった。
市場は年末のインフレ率を29.75%と予想。中銀のカラハン(Fatih Karahan)総裁は年末のインフレ率を24%前後と予想している。