◎トルコは現在、北マケドニアにとって7番目に大きな貿易相手国である、
トルコのフィダン(Hakan Fidan)外相は5日、北マケドニアとの貿易額を年間20億ドル、現在の2倍にまで引き上げたいと表明した。
フィダン氏は北マケドニアの首都ニコシアで外相らと会談。記者会見で「貿易の拡大に対応するために、戦略的協力協議会を設立したい」と述べた。両大臣ともその設立時期には言及しなかった。
トルコは現在、北マケドニアにとって7番目に大きな貿易相手国である、
両大臣は北マケドニアの人口180万人の4%近くを占めるトルコ人コミュニティに関する問題についても話し合った。
フィダン氏はトルコ政府が指名手配しているイスラム教指導者ギュレン(Fethullah Gulen)師の組織が北マケドニアで活動していることに言及した。
トルコ政府は2016年のクーデター未遂にギュレン師が関与しているとして、その組織および関連ネットワークをテロ組織に指定。ギュレン師は現在、米国に身を寄せている。
トルコ政府は北マケドニアを含む数カ国に対し、ギュレン師の組織の構成員数人の引き渡しを要求している。
北マケドニア当局はトルコ側と協力しており、国内法と国際協定に従って行動していると答えてきた。
北マケドニアからトルコへのメンバーとされる人物の引き渡しはこれまで行われていない。