◎トルコはアルバニアの戦略的パートナーであり、インフラやその他分野の成長を積極的に支援している。
トルコのエルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が10日、アルバニアの首都ティラナを訪れ、ラマ(Edi Rama)首相ら政府高官と会談した。
エルドアン氏は記者会見で、NATOの同盟国アルバニアの軍事力を強化するため、ドローンを提供すると表明した。
トルコはアルバニアの戦略的パートナーであり、インフラやその他分野の成長を積極的に支援している。エルドアン氏は両国の年間貿易額を20億ユーロに倍増させると述べた。
ラマ氏はトルコのドローン供与と支援について、「我が国の横にはトルコとNATOの同盟国がいると世界に知らしめるものだ」と強調した。
両首脳は農業と教育における協力を強化する協定に署名した。
エルドアン氏は危機的状況にある中東情勢について、イスラエルによるガザ侵攻を改めて強く非難。「それはジェノサイド(集団殺害)、世界秩序への脅威である」と述べた。
またエルドアン氏は「ガザへの人道支援を促進するために、国際社会はイスラエルに停戦に応じるよう圧力をかけ続けなければならない」とした。
ラマ氏も停戦を求める一方、ガザのイスラム組織ハマスを強く非難したうえで、「イスラエルとパレスチナという2つの主権国家の平和な未来にハマスの居場所はない」と述べた。
エルドアン氏はハマスを擁護する発言を繰り返している。