▽麻薬密売などに関与したとして、トルコ国内で225人、国外で9人、計234人を逮捕した。
トルコ当局が欧州4カ国と連携した麻薬組織摘発作戦で234人を逮捕した。イェルリカヤ（Ali Yerlikaya）内相が15日、明らかにした。
それによると、麻薬密売などに関与したとして、トルコ国内で225人、国外で9人、計234人を逮捕したという。
イェルリカヤ氏は声明で、「容疑者のうち10人は国際刑事警察機構（インターポール、ICPO）が指名手配していた」と明らかにした。
またイェルリカヤ氏は「容疑者たちは国際的な麻薬取引、マネーロンダリング、殺人、誘拐、脅迫、恐喝などの犯罪に関与した」と述べた。
ベルギー、ドイツ、スペイン、オランダ、トルコの警察が連携して作戦を実行したとしている。
全員が同じ組織に所属しているかは分かっていない。逮捕された者たちはコカイン、ヘロイン、その他違法薬物の生産・密売に関与したとされる。
この摘発により数百の不動産、車両、株式、銀行口座が捜査対象となり、その総額は130億リラ（約488億円）に上るという。
トルコ警察は欧州警察機関（ユーロポール）と8ヶ月間協力し、組織の実態、連絡先、手口を解明したとしている。
