トルコ中銀、利下げペース減速へ、政策金利39.5%
25年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比33.29%増となり、予想を大幅に上回った。
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トルコ中央銀行は23日、市場の予想通り政策金利を1.0ポイント引き下げ、39.5%に設定した。利下げは3会合連続。
9月の前回会合では予想を上回るインフレと高まる政治リスクを背景に2.5ポイント引き下げ、その前の7月会合では3.0ポイントの利下げを実施していた。
中銀は政策決定会合後、声明で、「最近のデータは需要環境がデフレ水準にあることを示唆しているが、同時にデフレの減速も示している」と指摘した。
25年9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比33.29%増となり、予想を大幅に上回った。インフレ率が上昇したのは昨年5月に記録した75.4%以来、初めてであった。
これにより、多くのアナリストが緩和サイクルが減速すると指摘。8月のインフレ率も予想を上回っている。中銀は年末のインフレ率予測を24%に設定していた。
市場は年末までにインフレ率が30%を下回ると予想している。