◎現場はアンカラ中心部から80キロほど離れた高速道路。バスは西部イズミルから東部アグリに向かっていたという。
トルコ・アンカラ郊外の高速道路で旅客バスが陸橋の柱に衝突し、乗客9人が死亡、少なくとも26人が負傷した。地元当局が9日、明らかにした。
それによると、現場はアンカラ中心部から80キロほど離れた高速道路。バスは西部イズミルから東部アグリに向かっていたという。
この事故でアグリ方面行きの車線が数時間封鎖された。
国営アナトリア通信によると、中央政府が専門家による事故調査委員会を設置し、担当官を現地に派遣したという。
現場で記者団の取材に応じた担当官は、「道路にスリップ痕はなく、運転手が居眠りしていた可能性がある」と語った。
負傷者はアンカラと近隣の病院に搬送され手当てを受けている。容態は不明だ。
バスの前半分は衝突の衝撃で大きく破損。乗客の荷物が散乱していた。
事故原因は明らかになっておらず、警察が捜査している。