◎遺体が見つかったのはシリアとアフガンの移民が多く住む地区。
トルコ当局は10日、首都アンカラの低所得者層が多く暮らす地区でアフガニスタン人5人の遺体が見つかったと発表した。
国営アナトリア通信によると、この5人の家族が警察に捜索願を出し、まもなく遺体が見つかったという。
5人の身元、性別、行方不明になった経緯など、事件に関する詳細は明らかにされていない。
国営テレビは警察筋の話を引用し、「5人は鋭利な刃物で切り付けられ、死後1週間ほど経っている可能性がある」と報じている。
遺体が見つかったのはシリアとアフガンの移民が多く住む地区。
この地区では昨年、10代のトルコ人男性が何者かに刺殺された事件を受け、暴動が発生した。暴徒たちはシリアの企業や住宅を無差別に破壊したと報告されている。容疑者は捕まっていない。
トルコでは記録的なインフレが続いており、経済的苦境を背景に反移民感情が高まっている。
トルコ政府はシリア難民約370万人を受けている。