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米国とイスラエル、ガザ和平案で合意、ハマス不在の中

ネタニヤフ氏は米国の提案を絶賛した。
2025年9月29日/米ワシントンDCホワイトハウス、トランプ大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相(AP通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領は29日、パレスチナ・ガザ地区での紛争を終わらせるため、米国が主導する和平提案について、イスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相と合意に達した。イスラム組織ハマスがこの計画を受け入れるかどうかは不明である。

トランプ氏は首脳会談後の共同記者会見で、「実現困難な和平合意に非常に近い」と語った。

またトランプ氏はハマスがこの提案を拒否した場合、イスラエルが必要と認めるあらゆる行動を取ることを米国が全面的に支持すると警告した。「彼らは受けいれます。受け入れなければならない。そうしないと大変なことになる...」

ネタニヤフ氏は米国の提案を絶賛した。

イスラエルは人質全員の解放とハマスの壊滅を戦争終結の条件としているが、ハマスが今後一切、ガザ地区に関与しないのであれば、協議に応じる用意があると示唆していた。

ホワイトハウスは20項目の文書を発表。停戦、ハマスが拘束する人質とイスラエルが拘束するパレスチナ人囚人の交換、段階的なガザからのイスラエル軍の撤退、ハマスの武装解除、国際機関主導の暫定政府の設置などを求めている。

トランプ氏はネタニヤフ氏に対し、「この計画に同意し、我々が協力すれば、長年にわたり、数十年にわたり、さらには数世紀にもわたって続いてきた死と破壊に終止符を打ち、地域全体の安全保障、平和、繁栄の新たな章を開くことができると信じてくれたことに感謝する」と述べた。

ネタニヤフ氏は「この戦争を終わらせるというあなたの計画を支持し、それが我々の戦争目的を達成する」と答えた。

またネタニヤフ氏は「それはすべての人質をイスラエルに連れ戻し、ハマスの軍事力を解体し、その政治支配を終わらせ、ガザが二度とイスラエルに脅威を与えないようにするだろう」と付け加えた。マスがこの提案に応じるかどうかは不明だ。

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