トランプ氏がイラン核協議に言及「時には武力行使も必要」
米国とイランの関係はここ数カ月で急激に悪化、緊張が高まっている。
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トランプ(Donald Trump)米大統領は27日、イランとの核を巡る協議が進展していないことに対する不満を示すとともに、状況によっては軍事力の行使も辞さない考えを示した。トランプ氏はホワイトハウスの記者団に対し「軍事力は使いたくないが、時には使わなければならない」と述べ、交渉と圧力の両面でイランに対応していく姿勢を強調した。
またトランプ氏はイランとの交渉について、「満足していない」と述べ、イラン側が核兵器の放棄を明確に約束していないとし、「核兵器を持つことは許されない」とした。さらに、交渉ではイラン側が「核兵器を持たない」との明言を拒んでいることが最大の障害となっていると説明した。
イランとの最新の協議はスイス・ジュネーブで2月26日に行われたものの、合意には至らなかった。トランプ政権はイランに対して核開発の制限や地域での影響力縮小を求めているが、イラン側は核兵器開発を否定し、米国による経済制裁の解除を含む包括的な合意を要求している。米側はこれまで制裁強化や外交的圧力を強めてきたものの、交渉は難航している。
トランプ氏はさらに、今後もイランとの協議を継続する意向を示し、同日中に追加の話し合いが予定されていると述べた。ただし、具体的に誰と会談するかは明らかにしていない。また、軍事的選択肢については明言を避けつつも、「最善は外交だが、必要なら力を使う」と述べ、強硬姿勢を崩さなかった。
米国とイランの関係はここ数カ月で急激に悪化、緊張が高まっている。米軍は中東地域に大規模な軍事力を展開し、2つの空母打撃群を展開するなど、圧力を強めている。米政府高官は軍事的対応も含めた選択肢を検討しているとされるが、トランプ氏は公の場では外交的解決を優先する姿勢を繰り返している。
仲介役のオマーン外相は現在、米側と協議するためワシントンDCを訪れている。ルビオ(Maro Rubio)米国務長官は27日、イランを「不当拘束を推進する国家」に指定したと発表し、拘束されている米国人の解放を求める姿勢を強調した。この措置はイランに対する追加的な圧力と見られている。
トランプ政権内でも、交渉が成功するかどうかについては慎重な見方があると伝えられる。関係筋は交渉が実を結ぶ可能性について楽観的な声は少なく、成功の見込みに悲観的な意見もあるとしている。それでもトランプ氏は外交と圧力の双方を駆使し、イランに核開発放棄と地域安定化への協力を求め続ける姿勢を示している。
