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トランプ氏、イスラエル首相をホワイトハウスに招待

両首脳は電話会談でパレスチナ・ガザの非武装化、イスラム組織ハマスの武装解除およびガザ地区の非軍事化の重要性を改めて確認したとしている。
2025年10月13日/イスラエル、エルサレムの議会議事堂、ネタニヤフ首相(右)とトランプ米大統領(ロイター通信)

トランプ(Donald Trump)米大統領がイスラエルのネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相をホワイトハウスに招待した。イスラエル首相府が1日、明らかにした。

それによると、両首脳はこの日電話会談を実施。トランプ氏による招待の申し入れがあり、両首脳は近日中に対面会談を行うことで一致したという。

この招待が実現すれば、トランプ政権復帰後におけるネタニヤフ氏の訪米は5度目となる。 

両首脳は電話会談でパレスチナ・ガザの非武装化、イスラム組織ハマスの武装解除およびガザ地区の非軍事化の重要性を改めて確認したとしている。

さらに、中東地域における和平協定の拡大や、より広域な地域安全保障構想にも言及。特に、シリアを含む近隣諸国との関係再構築や安定化に向けた対話の必要性が論じられたとされる。

トランプ政権は停戦状態にあるガザ情勢の恒久的な終結を目指しており、今回の首脳間協議はその一環とみられている。加えて、武器供与や軍事援助、安全保障の枠組みなど、米国とイスラエルの同盟関係の再確認および強化が背景にあるとの分析もある。

一方で、訪米の具体的な日程は現時点では明らかにされておらず、「近く」という表現にとどまっている。今後の見通しや議題、会談の場などは未定だ。

今回の招待と協議は地域の和平交渉や中東全体の安全保障、国際関係の行方に影響を及ぼす可能性がある。今後、訪米が実現するか、首脳会談でどのような合意が導かれるかが注目される。

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