◎代表団は金融・銀行システムに課された国際的な規制、民間部門の成長における課題、麻薬密売への対応など、複数の問題について協議する予定だ。
2024年6月30日/カタール、首都ドーハ、国連とアフガン・タリバン暫定政権の代表団(Getty Images)

アフガニスタンのタリバン暫定政権の代表団が6月30日、カタールで開かれた国連主導の会合に出席した。

これは国連が主導するアフガン問題に関する会合のひとつである。7月1日には第3回会合が開かれる予定だ。

代表団を率いるムジャヒド(Zabihullah Mujahid)主席報道官はX(旧ツイッター)に声明を投稿。「ロシア、インド、ウズベキスタンなどの代表とも会談した」と書き込んだ。

タリバンは第1回会合に招待されなかった際、「国連事務総長がイスラム国家にとって受け入れがたい条件を提示したため、出席を見送った」と主張していた。

タリバンは3年前の政変で政権を掌握したが、それ以降、タリバンをアフガンの公式政府と認めた国はひとつもない。

国連は女性の就労や教育禁止令を含む数多くの人権侵害が改善されない限り、承認は不可能としている。

ムジャヒド氏は29日、首都カブールの記者団に対し、「代表団はドーハで理解を求め、問題を解決するつもりだ」と語った。

またムジャヒド氏は「困難な時期にあるアフガン国民を見捨てず、アフガンの復興と経済強化に積極的に参加するよう、すべての国に要請する」と述べた。

代表団は金融・銀行システムに課された国際的な規制、民間部門の成長における課題、麻薬密売への対応など、複数の問題について協議する予定だ。

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