◎会合は今月30日と7月1日に開催される予定。これは国連が主導するアフガン問題に関する2、3回目の会合となる。
アフガニスタンのタリバン暫定政権がカタールの首都ドーハで開催される国連主導の会合に代表団を派遣する。タリバンが25日、明らかにした。
それによると、会合は今月30日と7月1日に開催される予定。これは国連が主導するアフガン問題に関する2、3回目の会合となる。
タリバンは第1回会合に招待されなかった際、「国連事務総長がイスラム国家にとって受け入れがたい条件を提示したため、出席を見送った」と主張していた。
タリバンは25日の声明で、「ドーハ会合にムジャヒド(Zabihullah Mujahid)主席報道官率いる代表団を派遣する」と明らかにした。
それによると、代表団はアフガンの金融・銀行システムに課された国際的な規制、民間部門の成長における課題、麻薬密売への対応など、いくつかの問題について協議する予定だという。
タリバンは21年8月の政変でアフガンを掌握。今のところ、タリバンをアフガンの公式政府と承認した国はない。国連は女性差別を含む数多くの人権侵害が改善されない限り、承認は不可能としている。
タリバンの穏健派指導部は今年4月、女性の就労制限など、差別的な政策を廃止し、外国からの投資を呼び込みたいとする声明を出した。強硬派はこれに強い不満を示している。