密造酒とみられるアルコール飲み13人死亡、21人失明 クウェート
事件は13日までの5日間で確認され、被害者は全員アジア人であった。
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砂漠に囲まれた石油輸出国クウェートで密造酒とみられるアルコールを飲んだ63人が被害を受け、そのうち13人が死亡、21人が失明または視力障害を負った。保健省が13日、明らかにした。
それによると、事件は13日までの5日間で確認され、被害者は全員アジア人であった。
保健省はX(旧ツイッター)への投稿で、「51人が緊急の腎臓透析を、31人が人工呼吸器を必要としている」と書いた。
クウェートはアルコール飲料の輸入や国内生産を禁じている。
地元メディアによると、首都クウェート市を含む複数の地域に密造酒の製造拠点があるとされ、消費者が中毒のリスクにさらされている。
密造酒は安価で酔いやすいものの、度数を高めるために農薬やメタノール(メチルアルコール)などを混ぜていることが多いため、極めて危険だ。
在クウェート・インド大使館は13日、過去数日間でクウェート在住のインド人約40人が入院したとXに投稿したが、詳細は明らかにしていない。
また同大使館は「亡くなった人や重体の人もいる」とし、クウェート当局と連携して情報を集めていると述べた。